拙者とPSO2その09

  • 2012.08.15 06:25
  • Cat:PSO

夏の夜の怪異、再び



それを言い出したのはリシャーニュ殿だった。
「なたか 火山のドラゴン退治手伝ってくれる方いませんかー ハードで」
拙者もちょうど火山に用があった。マターの品やクエストの収集があったのだ。
そこで名乗りを上げるとすぐに4人が決まった。
拙者、虎狼奈(コロナ)殿、ゼロスク殿、リシャーニュ殿の4人で火山に向かう事になったのだ。

最初の違和感はエリア2に入った時だった。

その時に撮った写真が、これだ。
pso20120813_221324_002_RR.jpg


お分かり頂けるだろうか、拙者以外の3人が映っているのが。
そう、拙者以外の3人はまるでその存在をかき消されようとしているようにおぼろげな姿で写っている。

…これが何を現わしているのか…すぐにわかることとなる。

リシャーニュ殿は転送が遅かったことをしきりに自分の環境同期のせいではとあやまっていた。

拙者たちはみなそんなことはない。気にするなと言い聞かせ先へ進んだ。
最初に気づいたのは虎狼奈殿であった。
「あれ?」
リシャーニュ殿が、消えたのだ。
洞窟の三叉路、拙者は右へ、ゼナスどの達は左へ進んだ。たまたまだ。
たまたま、拙者のレーダーにエネミーが映ったにすぎない。それを狩ろうとそちらに進んだ。
リシャーニュ殿達がどう動いたのか、拙者にはわからない。
振り返った時には、もう姿が見えなかったのだ。
拙者たちはそのまま、先へと進んだ。マルチパーティエリアは溶岩の流れる音、どこかで岩の砕ける音こそする物の異様な静けさを持っていた。
拙者は妙な胸騒ぎを覚えた。あのときだ。あの時と一緒だ。

マルチパーティエリアに誰もいなかったあの時と。

拙者はそこまで考えて頭を振った。いや違う。今回は拙者一人ではござらん。
仲間がいるではないか。と。
とにかく、ドラゴンを目指そう。それがいい。急ごう。一刻も早くドラゴンを倒し、ここを出よう。
拙者たちは口数も少なく、それでも出会ったエネミーは全て平らげつつ歩を進めた。

そしていくつかの分岐を分かれた時、拙者を取り囲むようにダーカーが湧いた。
拙者は愛用のワイヤードランスを手繰り、その一陣を突破する。マグマだまりに一瞬躊躇したが囲まれるよりはとそこを突っ切った。
囲みを抜けてしまえばあとはたやすい。拙者はワイヤードランスをしまうと溶岩熱で生温くなってきたスペースツナを握りしめ、手近なダーカーに躍りかかった。

ほどなくして全滅させた時、PTリストは2名に減っていた。
虎狼奈殿が、消えていた。

残された拙者とゼロスク殿はそれでもあえてその事をとやかく言わず、一心不乱にマップを徘徊し、エリア3、シングルステージへの道を探し続けた。
とにかくこのエリアを退避しよう。二人が帰ってきた時そこから始められるように、まずは探そう。

マップの左端で、拙者は漸くエリア3へのルートを発見した。
迷わずそこへと足を踏み入れる拙者。
エリア3に到着した処で、ゼロスク殿がつぶやいた。
「ヴォルドラゴンだ」と。
ゼロスク殿はヴォルドラゴンの声を聞いたという。聞いたからにはいるはずだ。探そう。そう言いだした。
拙者は気付かなかった。いや、エリア移動のポータルの最中で聞こえなかったのかもしれない。そうに違いない。
拙者は軽く了承し、ポータルを再びくぐる。

そのポータルを抜けた時の写真が、これだ。
pso20120813_222813_003_RR.jpg

お分かりいただけるだろうか、拙者の存在が揺らいでいることを。
拙者は大きく頭を振って自らの思いを否定し、マップを見る。すでに探索を続けていたゼナス殿とは大きくかけ離れていた。
マップの未踏破部分を重点的に廻っている。では拙者も拙者から近い位置の未踏破地域をまず廻ろう。そう考えた。
緊急ミッションが発生した。だがフォトン反応は中型。母艦型ダーカー・ブリアーダの殲滅クエストだった。
宙を舞うこのダーカーはハンターである拙者にとってはあまりありがたくない相手だ。なにせ攻撃手段がとても限られる。
近接攻撃主体のハンターは遠距離、それも高低差のあるターゲットへの攻撃手段はほとんど存在しない。
とっさに伝家の宝刀ブラオレットに手をかける。が、これでは攻撃力に乏しい。ここは無理を承知でマグロを使うか…いや、ワイヤードランスでオリンピック銅メダリストにあやかるべきか?!
そんなことを考えつつダッシュで攻撃を回避すると画面に再び緊急ミッションの表示が流れる。
複合型?! ここでか?!
そして、拙者は見た。天を衝く勢いで地中から生える巨大なモンスターを。
拙者はこれを知っている。だが、なぜ、なぜ貴様なのだ?
なぜだ、答えろキャタドラン!!!

拙者はMAPを見る。ゼロスク殿は・・・まだ遠い。なんとか絶え続けなければ・・・、と、まさにその時。
ゼロスク殿の反応が、消えた・・・。
それはもうSAN値がガリガリ削られる思いでござった。

悪戦苦闘のうえ、最後は復帰したリシャーニュ殿の手助けもあり、キャタドランを倒すことができた。
倒した後にゼロスク殿も復帰できた。遅いでござるよカレーの王子様…。
倒したキャタドランからは武器と防具がドロップしている。がアイテムが一杯で拙者は拾う事が出来なかった。
拙者はため息をつきつつ、テレパイプを起動、一端荷物整理をしようとして―――そのままPTから消えた。


余談であるが復帰したときロビーで虎狼奈殿を発見。パスワードがどうのというので見てみるとPTにはパスワードが掛かっていた。
たしかに掛かっている。虎狼奈殿が復帰後なかなかPTに再参加せず、チームの標準パスワードを問い合わせていたのはこれのせいだったのか。
拙者はヴォルドラゴンが出たというので早速ゼナス殿にパスを問い合わせた。だが帰ってきた答えは意外なものだった。
「パスワード、掛けてないけど…」
その後ゼロスク殿、リシャーニュ殿はヴォルドラゴンを倒す事なく早々に離脱。その部屋は潰す事にした。
拙者はそのままタイムアウトでゲームを終了した。他の面子はロビーを変えて部屋を作り直すらしい。
…だが、あれは一体、何だったのだろうか。


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Comment

あの時は、ほんとに気味が悪かった…
出来るならば、二度と経験したくないです…

恐らく、長時間使われてた部屋だったんでしょうな。
エリアに入った瞬間に、大量のパイプが表示されましたから;

この不具合、早く直してもらいたいものです…

 人人人人人人人人
< 天狗じゃ、   >
< 天狗の仕業じゃ!>
 YYYYYYYY
////<_ノ 丶_ノ\//
/// (○) ッ(○) |/
/| (( ノ 丶 ))+|/
/| + ))Г ̄|(( |/
/|+ U |WWW| U |/
/∧   |WWW|  ///
///\__`ーイ_////


なんだったんでしょうね?バグならそのうち消えると思いますが・・・ZANさんには引き寄せる何かがあるのかも?

何故か火山だと変な現象が起きる率高いですなぁ・・。

私も消えたり落とされたりする事がちょくちょくあります><

そういう時は空いてるエリアに行って立て直すのも手かとb

・・・ほんと怪談話よね(=_=;)バグだと思うけど

うん・・・。
当事者の人にはあれだが・・・
こういう語り口調は夏の夜にはピッタリですね。

確かに、上のようなyりとりをしてたのは記憶にありますが
そういう事だったのですか!
これは怖い;;

皆さまへ亀レス…

ZEN.AS殿
大量のパイプって…それだけでも十分ホラーだww
まあ、長時間放置された部屋は恐ろしいという事がよくわかりましたw
漆裏殿
天狗じゃぁしかたねぇ…いやいやいやっ! そこで納得しちゃダメだろ拙者!!
しあ殿
ちょくちょく…あるのでござるか; いや拙者ここまでラグひどかったのはαテスト依頼だったのでかなりビビったでござるよ。
リードマン殿
少しでも楽しんでもらえれば何よりw
いや、怖いと言えばリーダーのだすシンボルチャット人形もかなり怖いでござるよ?w
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