PSO食いしん坊万歳(マンセー)04

その日、ユーグ殿が拙者を尋ねてきた。
「珍しいでござるな、拙者に質問など…」
「うん、内容が内容だからね」
そう言って手にしたビデオテープを見せる。ラベルには…『PSO食いしん坊004/バラエティ』と書かれていた。
「まてっ。あの番組はれっきとした料理番組でバラエティではーーー」
「料理作ってるの、見たことないよ?」
「うっぐっ」
「それよりさ、おかしなことがあるんだよね。ちょっと見てくれる?」
「……」

■第四回 ドラゴンの串焼き

皆さんこんにちは、ラグオル食いしん坊万歳。今日はドラゴンの串焼きです。

「……」

あれ? どうしたんです先生、黙り込んじゃって?

「いや、大丈夫かなぁ、ござる(注:ZANのこと)」

ああ、『ハードのドラゴンなどホホイノホイでござるよ』とかかっこつけてましたね。

「おまけにテレパイプもメイトも置いてっちゃって…」

よほど自信があったんでしょうね?

「まあ、確かに破竹の勢いで進んでますね、あ、ヒルデベア倒した」

『クックック。ここまできて体力は半分以上残っている。…この勝負、もらった!』

…勝負?

「なにそれ?」

『いざ、参る!』

ああ、聞いちゃいませんね、あの“ござる”は。

「でも大口たたくことはありますよ、器用にマシンガンとグレイブ使い分けてるし」

でももう体力1/3残ってませんよ。

「いや、それだけあれば」

『(ぎえぇえぇえぇ)』

「ほら、断末魔」

『クックック…む、ドラスレ?!(タッタッタッ)』



「い」

『ぅわあぁぁっ(ずずーん、ぷち)』

……

「……」

…えーと

『……シクシクシク』

つまり、なんですか? 倒したドラゴンの死体につぶされたと?

「当然、強制送還なのでドラゴンの肉はありません」

『装備がぁ、拙者のバーニンググレイブ(星9つ)がぁ』

あ、倒したフラグがたってるので再挑戦して武器回収も不可能っと…

『しくしくしく』

…えーでは、ラグオル食いしん坊万歳。来週もまた見てくださいねー。

「んっが、くっく」

「ほら! ここですよここ!」
「だからなんでござる…」
>『装備がぁ、拙者のバーニンググレイブ(星9つ)がぁ』
「ここですってばっ!」
>『装備がぁ、拙者のバーニンググレイブ(星9つ)がぁ』
「何度も再生するなっ」
げいん。
「いったーー! 星が! 目から星がっ!」
「スイッチ押すときと変わらん程度に加減してるでござる!」
「……ああっ! 頭が欠けてる?!」
「帽子がへこんでるだけでござろう」
「あ、ホントだ」
「…で、なんでござる?」
「いや、なんでか知らないけどZANさんの武器がどうかしたかのような発言があるでしょ? 別段戦闘不能になっても武器落としたりなんかしないよね?」
「ああ、そのことでござるか…この番組が放送していた当時はまだパイオニア2の転送システムの調整が不完全でな。戦闘時に装着してた武器に関しては戦闘不能状態になると手放してしまい、一緒に転送されなかったのでござるよ」
「へぇ」
「その名残がバトルシステムでござるな。あれはほら、戦闘不能になると装備してた武器がおちるでござろう?」
「おお、なるほどー」
「まあ、普通の所だったら歩いて取りに行けたのだがな…ああいうふうにフラグが立っちゃうと撮りに戻れなかったのでござるよ(涙 う、うぐぐ。拙者のバーニンググレイブ…」
「ZANさん…」
「拙者のアレストレイガン、拙者のインペリアルピック、拙者のーーー」
「いくつ落としたんだよっ!」

スポンサーサイト

Comment

Comment Form
公開設定

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。