PSO食いしん坊万歳(マンセー) 05

ラグオルからグラール太陽系へとの移住組も一段落した今日この頃。
喫茶店ハイアームズもずいぶんと静かになっていた。
「なんだか寂しいものでござるな」
拙者がそう呟くとマスターのハイアームズ殿が轢きたての熱いコーヒーを淹れて、出してくれた。
「でも、また戻ってくるかもしれませんよ?」
「む?」
「11月でグラール太陽系のほうも設備投資が一段落ですからね、そこで初めて続けるか、戻るか考えている人たちも少なくないとか」
「ああ、フィロ殿も言ってたな」
「そうなるとまた、懐かしい面々が帰ってくるかもしれませんしね。自分はここで、いつでもコーヒーを出せるようにしておくだけですよ」
そういってグラスを磨くマスター。渋い。渋過ぎる。さすがナイスガイ。
「ふむ、それはそうなのだが…ん?」
拙者はそこでカウンターの中に置かれた武器に気がついた。
「マスター、それは?」
「ああ、これはウチのステアロウのチェーンソードですよ。先日チェーンを張り替えたいと言われましてね、預かっていたんです」
「ふむ。チェーンソードか…。懐かしいでござるな」
「ZANさんも使ってましたか」
「いや、拙者ではなく、拙者の友人がな…」
そういって、拙者は遠い記憶に思いをはせたーーー

■第五回 ブーマのハンバーグきこり風

皆さんこんばんわ、ラグオルの食いしん坊万歳でござる。

さて本日は拙者が司会を勤めさせてもらうでござる。当然、現地調達員はAYU殿でござる。…たまには現場の苦労も知るでござるよ

「あ、あのー、ZANさん(そんなこと言ってると後が怖いんじゃ…)」

スタジオにはいつもどおりTatsu殿にきていただいてるでござる。さて、今日の料理は?

「あ、ええっと、ブーマを使ったハンバーグを作ってみようと思いまして」

…ハンバーグとはいえ、肉から作るとなると、これまた手の込んだ料理でござるな?

「ああ、でもそんなに難しい料理じゃないんです。まあ、ひき肉にするのにはミキサーを使いますんで手間としてはそんなにかからないほうなんですよ」

ほほう、なんかはじめて料理番組みたいなこと言ってるでござるな。

「ホントw で、まあ、本日は付け合せなどの細かいことは置いといて、お肉の味付けで勝負しようといろいろ香辛料を用意してみました」

なるほど、するとあとは肉のみでござるな。

「ええ」

では、ここで現場のAYU殿を呼び出して見るでござるよ。

「AYUちゃーん?w」

『(ちゅいいいいいいいいいいいん)』

「……(汗」

この軽快な音は…(汗)

『(ざしゅん、ざしゅん、ざしゅん)』

「チェーンソード、ですね??」

『(ぐおおお。ざしゅんざしゅんざざしゅしゅん!)』

…AYU殿?

『殺っ殺っ殺っ殺っ殺っ殺っ殺っ!』

……(汗)

「(冷や汗)」

『殺すです、切るです、すり潰すです!』

「い、いやー、すり潰すのはこっちにミキサーがあるから…」

『(ざしゅんざしゅんざしゅん!!)』

…これは、いかんでござるな(汗)

「完璧に戦闘種族の血が目覚めちゃってますね」

『2!』

え? 2って…いや、ブーマだけでいいんだから2までいく必要は…おーい

「こりゃドラゴン倒すまで戻ってきませんね…」

え、えーとそれでは…ラグオル食いしん坊万歳。来週もまた見てくださいでござるー。

「んっが、くっく」

---回想終了。
「あ、あれ? ZANさん、コーヒー口に合わなかったですか?」
カウンターに視線を落とした拙者に、珍しくおろおろした声をかけるハイアームズ殿であった。

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