拙者とWF2010 その02

第三章・民族大移動

7時過ぎ、朝食に持ってきたおにぎり二個を食し、DAKARAを一口だけ含む。水分補給は少なめにしないといけない。さもないと。
「う~~~~トイレトイレ」
…ああやって駆けて行くことになる。
そうこうしているうちに8時になった。今回はなんのアナウンスもなくいきなり列が移動を開始する。普段はスタッフによる誘導があるのだが…。
事前に「8時ごろに移動するかも」というアナウンスこそあったものの、結構な不意討だ。
おかげでトイレから帰れず主の居ないあき椅子やカバンを、いくつか追い越していくことになった。

無残やな 兵どもが 夢の跡

第四章・開場、そして伝説へ

列移動から2時間。ようやくの開場となった。今回参謀長はABブロックへ。拙者とお嬢はCDEブロック側へと向かうことになった。途中の分岐で別れ、拙者が会場入りする前に携帯が鳴る。参謀長からだ。頼んでおいた品が購入できなかったのだろうか?
「赤だけのこってるが、どうする? ラス1だ」
なん…だと?
「白はないのか?、青も?」
「白は並んだ時点で。青も前3人くらいで完売だ」
なんてこったい。ここまでとは。
「…赤確保で」
拙者は断腸の思いでそう言った。
「了解。赤確保」
一条機はともかく、なんでマックスも売り切れなんだ。(爆

ディーラー名:Experten 1/100VF-4G可変ライトニングⅢ・ミリア機ゲット

いきなりのリザルトに拙者はやや消沈しつつ、会場入りした。とにかく前回買いそびれたアレを買わねば…。
会場はまだ人が散漫だった。あれだけの列を消化したというのに…多分皆ABブロックにある企業ブースが目当てなのでござろう。
とはいえ、分かる人には分かるこの世界。先ほどの例もある。早急にほしいものは確保せねば。
いろいろと見て回りたい気持ちに後ろ髪をひかれつつ、拙者は目的の場所へと到着。…あった!
「すいません、こちらを一点頂きたい」
「はい、ありがとうございます」
清算をすませてようやく一安心すると、机の上の箱が一つ、ビニール袋に入れられて手渡された。
「どうもありがとうございました」
「や、こちらこそ。前回買えなかったのでうれしいでござるよ」
ふと見やると、残りの在庫は1個となっている。今回はアイテム数に対して版権規制が厳しく数を持ちこめなかったとのこと。拙者は手に入ったが…ううむ。

ディーラー名:激ゾリ同好会 テッカマンブレードゲット

じつはこのアイテム、以前のC3キャラクターホビーショーでも販売された品である。
(今回WFでは新規となっているのはこのため)
そのさい、拙者は別のところを回ってから伺ったのだが残念なことに購入し損ねた。fgでも前評判が高かったのでしかたあるまいと思ったのだが、拙者はもしやと思い、某オークションサイトを見てみた。転売されていたのだ、法外な値段がついて。
元来ガレージキットの即売会は個人が趣味で作ったものを同好の志に配布するという行為から成り立っているはずだ。それがかような転売屋の餌食になるというのは非常に痛ましく感じてしまう。別段購入した人間が何らかの理由で手放さなければならなくなったというのなら、それはそれで仕方ないと思わなくもない。だが購入当日にオークションにアップされるなどというのは言語道断でござろう。以前から思わなくもないが非常に不愉快だ。
今回もそんな奴があまり出なければいいのでござるが…。

そんなことをつと考えながら、拙者は次のブースへとむかった。
以前からサイトで存在を知っていたのだが、今回ようやく再販されるとのことで見に行くと…二人の男性が長机の上で段ボール箱を作っていた。それはもう、一心不乱に。精密機器のように。
無論ポップも作例も展示されていない。机の上には段ボールとそれを折る手しか存在しなかった。

え、えーと。声をかけられる状態じゃないでござるな。
拙者は無言の圧力に耐えかねて、別ブースを回ることにした。

目を惹いたところで革製品を扱っている個人ディーラーがいた。
机の上には革製のガントレットが置かれている。
ポップのうたい文句は「街中での経験値稼ぎにぴったり!」とある。
うむ、確かにこれは…。
食い入るように見ていた拙者にディーラーさんが声を掛けてくれた。
聞くとサイズに合わせて作成などもしてくれているとのこと。
バイク用にいいかもしれない。残念ながらHPのようなものはないとのことだが、
名刺を頂いた。今度ぜひ連絡を取ってみよう。

さて、そろそろ…と戻ってみると。ギャラリーが増えていた。みな何が楽しいのか黙々と段ボールを折る手元を覗いている。
そんな様子にようやくディーラーも気がついたのか、顔を上げたところ拙者と目があった。
「やりづらいでござるよな、こんなに見られていると」
「あー、いや、すいません。なんだか遅くて…」
慌ててそう言うとようやく客が待っていることに気づいたらしく、拙者たちを見渡してこう尋ねた。
「えーと(新作の)グラバールがほしい方…」
無回答。
「…で、では(再販の)ブルーナイトがほしい方…」
「はい」「ハイ」「ハーイ」
拙者を含め三名の手が上がる。どんだけ青騎士好きか、オマエラw
あえて言いますがグラバールはいいATでござるよ。あの曲線をあそこまで際限されたA.S.S.の造形力には頭が下がります。個人的にはもうちょっと腕が太くて手首が大きくてもいいと思うけど。

ディーラー名:A.S.S. 1/24BlueKnightゲット

結局こうしてほしかった物を手に入れた拙者はようやく一段落ついたのだった。
…財布の悲鳴が聞こえる…。

つづく
スポンサーサイト

Comment

Comment Form
公開設定

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。