拙者とテッカマンブレード その02

酔った頭で企画書書いたら通っちゃったんだよ!


さて、サブタイトルは無視していきましょう第二回です。
今回はつま先から組んでいくことにします。
さて、このキットB社のプラモデルと違い左右対称というパーツはほとんどありません。
必ず右用、左用があります。その点をよく注意して組んでいく必要があります。



いきなりですが足首の完成写真です。
つま先、踵パーツが別になっておりそれぞれが左用、右用があります。
このキットは大半のパーツが左右対称ではなく、それぞれ右用、左用が存在します。
仮組を入念にして組み立てないと悲惨な目にあいます。;

球体関節を仕込むことによりつま先が稼働するのですがその軸穴をドリルで開ける際に
角度を間違えてしまいました;


このとおり球体関節を押しこんでもうまくはまりません。
そこでこの穴を埋めて、新たな軸穴を掘りなおすことにします。


まず3mmのプラ棒を用意し、それを穴の深さ分だけパイプカッターで切れ目を入れます。
完全に切り外さず、ポキッと折れるまでにしておくのがコツです。


それを間違った軸穴に瞬間接着剤を塗って押しこみます。
硬化後、折り取れば軸穴がふさがりますので新たに穴をあけなおします。


こうして開けなおした穴に球体関節を入れたのがこの写真です。
上の写真よりおさまりがよくなってるのがわかるでしょうか?
なお、キャストとプラスチックだとプラスチックのほうが固い為、ドリルで穴をあける場合中心がぶれることがあります。細いドリルから順番に径を太くしてくうと、軸がぶれにくいです。
今日の作業はここまで!

仮面の下の涙をぬぐえっ
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拙者とテッカマンブレード その01

3分間クッキングは下準備とか入れると絶対3分じゃ終わらないよな



さて、今回のお題は激ゾリ同好会ヒゲ氏によるテッカマンブレードでござる。
今回購入できたブレードはじつは別のイベントで先だって配布されていた代物です。

ええ、そんときは買いそびれましたorz

なので今回はいの一番に買いに行きました。そんなに急がなくてもよかったみたいですが(爆

キットはカラーキャスト6色整形。ほぼ塗装なし、スミ入れのみでイケちゃうフル可動モデルです。
まずは油抜きと歪み成形から入ります。

拙者の場合以下の工程でガレキ洗浄を行います。
・レジンウォッシュに一晩漬けこむ
・ブレーキクリーナーぶっかけて洗浄
・煮込んでゆがみ修正

この方法は自分的には手軽にできて楽なんですがはっきり言って正しい方法ではありませんので実践される方はくれぐれも自己責任でお願いいたします。(くれぐれもメーカーや拙者、ディーラー様にクレームをつけたりしないようにお願いします)

レジンウォッシュはそれなりに揮発して匂いますし、ブレーキクリーナーは言わずもがなです。
隣人や家族に迷惑がかからないよう、気をつけましょう。(ここ重要)

で、この過程で大変役立つ拙者の秘密兵器はコレ。台所の水切りネットです。

これにパーツを突っ込んでから、レジンウォッシュに漬け込みます。
漬け込む容器は密閉型のタッパーウェアです。パーツサイズでこれに入らないとかもありますが大体コレでイケます。

取り出すときもそのままゴム手袋してネットをつまみあげればパーツを全部まるっと水揚げできるって寸法です。
そしてそのままブレーキクリーナーをぶしゅぅぅぅぅ。
あ、ブレーキクリーナーはヘキサンを含んでいるものが普通です。火の周りでは絶対に使わないでください。換気にも要注意ですよー。(拙者は外でやってます)

ここでネットから取り出してパーツをチェックしています。
ブレーキクリーナーは速乾性の為、鍋に放り込む前に大抵揮発しているはずです。
それでも濡れているパーツがあれば、それはレジンウォッシュが付いている可能性が高いのでもう一回ブレーキクリーナーをぶっかけます。

上記の工程が終わった後、ガレキ専用ナベで煮込み、ゆがみを取ります。
ブレードの場合ランサーなど長いパーツが歪みやすいので冷めるまで慎重に…。

以上で下準備完了でござる!

仮面の下の涙をぬぐえっ!

拙者と電人ザボーガー その5

映画館のスタッフロールが終わるまでまてない男は最後のワンカットで涙するもんさ


というわけで、ガレキ制作記、電人ザボーガー編の一巻の終わりでございます。

今回制作時間はたったの2日、購入時にバジル氏に伺ってたとおりあっという間でござった。
記事にするところもさほどなかったようにも思えますが、それはそれだけこのキットの作りが優秀だったからでしょう。
まさに遊ぶ為、ガレキ初心者にお勧めなキットといえます。
氏のHPをご覧のお方はもうご存知かと思いますが大変造形を楽しんでいらっしゃるお方のようです。
なおあちらには半端なくカッコいいザボーガーの写真も掲載されていますのでぜひご覧ください。

では拙者は次のキットへ…。



いや、その前にちょいと息抜きもはさもう、うん;
PSPo2真面目にやらんとぜんぜんチケット集まってないorz

拙者と電人ザボーガー その4

深夜通販シリーズ風

BOB 「ハイ、ジョン、今日はどうしたんだい、随分しょぼくれてるじゃないか?」
JYON「ああ…僕は取り返しのつかないことをしてしまったんだ…」
BOB 「ナンダイ? そんなララァをプスッとやってしまったアムロみたいなことを言って」
JYON「見てくれこれを」


BOB 「ンンッ?! こりゃザボーガーの足首じゃないか。あーあ、見事に軸が折れてる!」
JYON「そうさ、せっかく完成したと思ったのに途端にこれだよ。ああ…なんてこったい…」
BOB 「いやいや、大丈夫大丈夫。問題ないさ」

…延々とこれをやるのが拙者が辛くなったのでここで普段のブログに戻します。そこ、飽きっぽいとか言わない!



はい、見事に折れました。ロボット形体で接地の為に足首をひねってたらモロリと。
斜めの軸なので自重+ひねり抵抗がかかるんですな。イヤハヤ;
まあ、幸いにして楽に直せるところです。

こんなこともあろうかとネジ山を片側だけにしてあった甲斐があった!!
ザボーガーの足首のポリキャップ隠しは遊びがあるのでむにっと押してやれば折れた軸の頭が少し出ます。そこをラジオペンチで引っこ抜きます。



足首側の修正で用意するのは写真にあるドリル(1.5、2.0、3.0mm)3本、それからケガキ針と平ノミ。そしてポリランナー(3.0mm)と瞬間接着剤(黒)です。
まず平ノミで折れた面を平らにならします。


そのうえでケガキ針で中心にアタリをつけ、ドリルで穴をあけてやるわけです。
ドリルは順番に大きいのを用いて中心がずれないよう、ゆっくりと開口します。
最後に瞬着(黒)を先端に塗ったポリランナーを差し込み、軸の長さを調整します。



接続しなおして完成です。左右のバランスもぴったりとれました。



そう、実は前回の最後に乗せた直立ザボーガーの写真はこの足首改修版だったのです!

こうして一つの修理が終わった。
だが、これが最後の破損だとは限らない。ガシガシ遊び続ける限り、戦いは終わらないのだ。
がんばれ! 負けるな! 僕らの電人ザボーガー!!

おわり

拙者と電人ザボーガー その3

電人ザボーガー対キャストハンターシリーズ


というわけで、前回を持って工作が終わり、組みあがりました、こちらっ!


電人ザボーガーバイク形体(キットにHucastは含みません)


フロントカウル部分拡大。
折れてしまったフロントフォークの赤いパーツに若干白い線が見えますorz
そしてぇぇっ!

「電人ザボーガー、Go!」(例の妙なポーズ付)



…ああ?! 背景からハミ出たっ! ザボーガーはロボット形体だとかなりの高さがあります。
HGUCの1/144ガンダムがザボーガーの二の腕くらいまでの高さしかありません。
なのに地面がある程度摩擦があれば、このザボーガーは自立可能です!
(前後のバランスはちょいと取りづらいですが;)


このとおり。その雄姿を見せることができました。
なお、この直立している写真が塗装の最終バージョンになります。それまでの写真はメタルプライマ―購入前に塗った為、爪や爪楊枝で容易に剥がせてしまいました;
塗装に使ったのは全てラッカーカラーになります。
目だけ指定色ではなくゴールドを塗った上にクリアーオレンジを塗っています。実物のように真っ黄色でもよかったかも…。

だがこのザボーガーには更なる秘密が隠されていたのだっ!

つづく

拙者と電人ザボーガー その2

ドライバーをぐるぐる回すのはウォーズマンの仕事


さて二回目でござる。
このザボーガーのすごさを思い知ったのが胴体の組み立てだったんですが手足もすごいです。
ただ前述のとおりこのキット、全てネジ止めです。
これは破損、故障した際にネジを外すことで分解整備ができるというメリットもありますがその反面、組み立てる際延々とネジを絞め続けなければならないというデメリットもあります。


図を見ていただくと分かりますがこれは青い二つのパーツを灰色のネジで絞めるという断面図です。
この図のネジ穴が長いと隙間があいてしまったり、ネジ山(ネジの噛みこむ溝のことです)を捻じ切ってしまうという問題が発生してしまいます。ことにザボーガーのひざ下パーツは関節用の灰色パーツ2点を、赤いふくらはぎのパーツで挟み込む構造になっている為、非常に重要です。



そこで下の図で表した赤い部分、ネジ頭の来る方のパーツについては穴の径を気持ち大きくしてネジを回さなくても貫通するようにします。
こうすることで絞めつける相手パーツ側のネジ山を傷めず、短時間でネジの絞め外しができるようになります。

ただしそうすることで今度はネジ頭のある方のパーツを止める為の負荷はネジ頭の引っかかり一点に集中してしまいますので、十分な容積があるパーツでないと最悪割れてしまいます。ザボーガーでいうとハンドル基部がそれにあたりそうです。;

またガソリンタンク部分は赤いパーツと銀のパーツの2点構成になっており、これを裏からフロントフォークの受けパーツと合わせてネジ止めする形になっています。
ここは受け側が銀のタンク上部にある薄いパーツだけになってしまいますのでここもこの加工は避けた方が無難です。
先日バジル氏からコメントを頂いた頭部の修正のように木工ボンドでさきにタンク上銀色パーツを固定してからドリルで穴開けをした方が無難かもしれません。

ちなみに拙者はフロントフォークをタイヤ付ける前にタンクに取り付けようとしたところ、フロントフォークの外側の赤いパーツ、片方折ってしまいました。Noooo!!
タイヤを絞めつけると折れた部分は目立たなくなりました;一安心でござる。
(後日写真を入れます)

それともう一つの失敗は肩のパーツ、ボールジョイントの軸受を埋設する為ドリルで穴開けてたら勢い余って反対側に貫通orz
ここもバジル氏のHPにあったように瞬間接着剤で補修しました。。。
(ここも後日写真を入れます)


こ、こういう失敗が皆の糧になるんでござるよな! なっ!(涙

拙者とガレキと宣言と

吾思う、ゆえに、ガレキあり

えー、昨日、ハイアームズ殿にレスを頂き、イロイロと思うところあったのですがレス返しするとえらい長文になってしまう為、あえてブログに書き記したいと思います。

今現在、ガレージキット製作レビューを展開していますが、以前にもこのブログではM.S.G.様のストライクガンダムの製作記をUpさせて頂いておりました。

あちらは途中までやらせて頂いたのですが、尻切れトンボになってしまっています。当時引越しが重なったこともあるのですが、その主な理由はガレキ作成レビューに反応があまりにも薄かったからです。

ガレージキットは一般流通と違い手に入れられる所が限られます。そういう意味では万人向けの記事ではないしこのブログ自体模型を扱う頻度が少なく、もっぱらゲームのお話が中心です。(そのはずだよな?? 決して拙者の恥ずかしい体験記ということではござらんよ?)

そういう意味では反応が薄いのはある意味当然のことかもしれません。また製作記事内容自体、稚拙で大して他の人に役に立つようなモノではなかったというのもあります。それなのに、当方としては模型方面の交友層が広がれば嬉しいという思いもあったりしました。

しかしこれらはあまりにも独善的な理由といえましょう。あんな尻切れトンボで辞める理由としては最低だったと猛省する所です。

今一度、ガレージキットの製作レビューを書くことにした理由は、ズバリ「それがガレージキットであるゆえ」です。

前述のとおりガレージキットは一般流通の量産品ではありません。ディーラーの方が、個人で、丹精込めて作られた品です。彼らがそれを作り、量産をかけ、配布してくれることを当然と受け止めてはいけないと思います。
ディーラーの方は自分達が作った作品がどう作られるか、どう評価されるか、どう楽しんでもらえるかというのが一番の感心事なのだと思うのです。

ならば購入させてもらった拙者は、あなたの配布した作品を購入させていただきました、そしてこうして組み立てました。とか、こんなに楽しく遊ばせていただきましたということを伝えていくべきではないかと考えたのです。そうすることが、次の作品に繋げていただくディーラーさんへの恩返しであるだろうと。たとえそれが、どんなに稚拙な作り手だとしても、です。

インターネットが普及した今、情報発信はいくらでも可能です。
ブログなら、購入させてもらったものがどうなったのか、どう工夫して組み立てたか、どう苦悩したかを写真や図を交えて発信していけます。ディーラーさんにもソレを見てもらえれば、と考えました。

また、このブログを見てそのディーラーさんのことを知る人々もいるに違いありません。
それでまた同好の志が増えてくれるのであればガレージキット業界の拡大、安定にも繋がるという・・・遠大な計画だったんだよ!(キバヤシ調)

・・・すいません、やっぱりシリアスだけだと拙者はダメなようでござる。。。

もう一つ、ブログにした理由に拙者なりの転売屋、コピー屋への反抗があります。
ガレージキットは組んで楽しむものであり、転売してコロがすものじゃない。という思いがあります。
販売当日にオークションに倍額で登場とかありえないでござろう…。
そのために拙者は率先して(?)これからも「買ったガレキは必ず組む!」というスタンスを取っ
て行きます。(なかにはどうしても組めず、お蔵入りするくらいなら・・・ということで友人に譲ってしまうものもあるかと思いますが…)

以上、拙者のバレンタイン宣言でござる。(ぉ

拙者と電人ザボーガー その1

拙者、これ組み終わったらとっておきの写真をUPしてやるんだ。…みてろよ四次元殺法コンビめっ!


先日のWFで購入してきた「バジルの造形魂+Y氏」のザボーガーを組んでみました。
このキット、はやりのフルカラーレジンキットとなっているのはもちろん、なんと接着剤不要!
固定が必要なところは全てネジ止めとなっています。おかげで強度は気にせずガシガシ遊べそうです。ありがとうバジル氏。


ザボーガー自体に関してはハイアームズ殿あたりが熱く語ってくれそうな気がします。今年劇場映画化ということで再燃するかもしれません。

もちろん制作用のBGMはこちら


まずはいつも通り鍋で煮てパーツのゆがみを取ります。その後中性洗剤を入れた超音波洗浄機で洗っいました。キャストの油がある程度取れればいいや的に考えてたのですがこれがのちに災いしますorz

あと、このキット組むときは必ずバジル氏のHPにある電人ザボーガー制作補助ページをご覧ください。
拙者は見ないで後悔したクチです。



はい、それがここ、ザボーガーの頭部です。造形は大変男前で塗装もしやすい分割となっています。頭部の灰色のパーツ、片方先端が欠けてますね?
そう、これは湯口加工と間違って斬り落としてしまいましたorz
あるいは切り取ろうとした時に欠けたのかも…いずれにせよ、やってしまった感が一杯です。
人形は顔が命というのに…。あ、目も塗ってないころの写真だ、コレ。

そうそう、やってしまったのもう一つが塗装です。
拙者サポートページみて知ったのですがメタルプライマー…。必須でござる。
黒とクリアブルーの部分はエナメルを使ってみたんですがこれが禿げる禿げる;
次回写真載せますが肘のゴールドも遊んでるとはがれます。メタルプライマーは絶対必要かと。。

写真を見ると分かりますがこのパーツのおさまりが悪いです。バジル氏のHPの写真が奇麗におさまってるところをみるとパーツのゆがみがあるのかと思います。これは再度このパーツをお湯につけてゆがみを取ることで治ると思います。柔らかいうちに取り付けてしまうのも手でござるな。





こちらはフロントフォークの部品。説明図だけだと分かりづらいので写真撮ってみました。
フロントフォークのツケネはポリキャップを挟む形になってて、これを下からネジで絞めます。
この写真のように少しネジを突出させておきます。
そこに軸受けのポリキャップをすこし斜めにした状態でグリッとかぶせます。
こうすることで楽にポリキャップを挟むことができます。
また、軸受側のポリキャップを挟んでいるパーツは上下を軽くヤスってやると前輪が気持ち曲がるようになりますよ。
上のパーツに限らず、全てのねじ止めパーツはビス頭側のパーツにもネジを切る形の設計になっていますのでネジ頭側のパーツの穴を大きくしてやるか、写真のようにネジ頭側パーツを先に貫通させて置くかしてから下のパーツをネジ絞めしてやると比較的楽でした。

とまあ、ポイントとしてはこんなところしか書くところがない、非常によくできたキットでした。
次回はいよいよ「ザボーガーGo!」ができるのか? それともまだへっぽこな制作記事が続くのか…それはコメント次第、気分次第ということで。

つづく

拙者とWF2010 その03

第五章・ものづくりの現状

それぞれの目的の物を購入、あるいは買い逃した拙者たちは憩いのモールで集合し、全員でぐるっと見て回ることにした。

まずは端っこの成年指定ブース…。
ここは身分証などで年齢確認をしてからでないと入れてもらえない、いわゆる子供は見ちゃダメ系な造形物を主に扱っている。中には別の理由からこちらに入れられているものもあるので一概にそればかりというわけではないのだが…土方殺人拳とか(爆)。
むしろ通常ブースにあって「どうしてこれがコッチ側にあるのか」と首をひねるようなものもあったりするのだ。
今回はこちらにも目的があった。その業界では有名な『裸族の人』というハンドルネームの方の追悼展示があったからだ。
その展示と、遺品整理の販売会が今回行われた。拙者も一点購入させていただいた。「末永く、おそばに置いてあげてください」というスタッフの声に頷きつつ、拙者はその場を後にした。

成年指定ブースを抜けてBブロックからぐるりと回る。今回は中古玩具を扱うディーラーが多かった。Bブロックのほぼ三分の一がそうしたディーラーであったらしい。プラモや玩具が偉い値段で販売されていた。

個人ディーラーは美少女フィギュア系が4、といったところだろうか。メカ系はほとんどなかった(涙

ただフィギュアもそうだがオリジナルの世界観をもった作品が非常に多かったように思える。いわゆる版権縛りに対する反発ということもあるだろうが、そうしたものが今後も伸びて行くのはいいことだと思った。

マテリアルやツールといった品もこうした発表の場では様々なものを見せてくれる。実演販売に近いモノがあり、現物に触ったり実際に使用させてもらったりもできるので購入判断の一助になる。
今回そうした中で気になった商品の一つにシモムラアレック社(プラッツ)の『ハイパーカットソー 0.1』というのがある。
これは今まであったエッチングツールと違い実際に刃がついたノコである。従来のエッチングパーツでは成しえなかった切れ味、切り口の美しさがウリだという。実際に斬ったものを手で触ってみて驚いたのだがたしかに自慢するだけのことはある。まっすぐに0.1の幅だけで切断されたパーツはその切り口を合わせるとぴたりと吸いつくほどに噛みあう。
手作り品の為どうしても生産本数が少なく、他のツールに比べると出回り数が少ないそうな。
ためしにレジンキャストの塊を切ってみた所きちんと引くと切れるノコギリであった。しかも断面の滑らかなこと! エッチングソーとは比較にならないと断言するのも頷ける一品でござった。出回ったら是非手に入れたい。

ASSEはまた社名変更らしい。瞬間接着剤は会場特価で2個で500円。9個で900円というのでもちろん9個買った。…使い切る前に固まっちゃわないように気をつけねば;

イエローサブマリンの関節技。今回引き出し関節が新発売になり、展示されていた。
球体関節は可動フィギュア系で定番となっている。こちらも会場限定カラーがあったので
合わせて購入した。3枚買うと1枚ついてくるというので6枚買い込んで2枚オマケしてもらった。

まん点工房ではガングリフォンが飾られていた。それとは別にポリキャップが通常500円が200円になっていたので2枚購入。

「買いすぎ?」
「買いすぎだな」
え、そうでござるか? これでも自重してるつもりだが。

第六章・戦士の休息

そうして見て廻ってる間に1時を回ったところで参謀長が口を開いた。
「提案がある。一端荷物を車に置いてこないか」
たしかに荷物が邪魔だった。拙者たちは会場を出て車に向かう。風が強く、冷たかった。
いつもだったらもう帰る時間だ。大体拙者たちは午前中しかイベントにいない。だが今回はまだ全部を見きれてないのでもう一度会場に戻ることになる。
帰りがけ、小休止として売店前のテラスで缶ジュースを購入。参謀長は「あったかいものでなくちゃ!」と熱いコーヒーをあおり満足。お嬢はタコ焼きを頼み「コレジャナイ」感で一杯に。拙者はブラッドオレンジジュース、生き返る。

第七章・ワンフェスはトラップが一杯

Aブロックを見終わった拙者たちは休憩をはさんでBブロックに突入。拙者はそこでヤスリ台を見つけた。
「どうぞ手に取ってみてください」言われるままに手に取ると黒いベークライト製のヤスリ台である。これは平面の部分に紙ヤスリを両面テープで張り付けて使う品でプラ版と違いソリが出ないのが売り。取っ手も握りやすいように工夫がされているという。
「角が丸いのが頂けないでござるな」
拙者がそう指摘するとディーラーは目をむいた。
安全設計の為、ヤスリを張り付ける面の角を丸めてあるという。
だがこうしたツールであればそこは安全性を取るよりは作業利便性を取ってほしいかな。
「その指摘をされたのはお客さんで今日は二人目です。一応、素材はベークライトですので先端部分をカット頂ければ角だしも可能だと思います」
フム。なるほど。
参謀長が何気に1本ほしいらしく、拙者は2本セットを購入し、二人で分けることにした。

ベークライトヤスリ台のブースを後にして進むと、参謀長が不意に立ち止まった。鋭い視線であるブースを見つめているらしい。その視線の先には武装神姫の改造パーツディーラーがあった。
昨今こうした神姫パーツの自作、通称:俺神姫というのがジャンルとしてにぎわってきている。
拙者は門外漢なのだが、電撃ホビーマガジンなどでキャラクターデザイナーの羽音たらく氏が関わっていたのを覚えている。
なにをそんなに穴があくほど見つめているのかと思ったら、そこには見事なホルスタイン型神姫が…。

はい? ホルスタイン型なんざあったか?
見ると人魚型をデザインされたキャラクターデザイナーの間垣亮太氏の設定による俺神姫を立体に起こしたものらしい。しかしこの完成度は…ムムム。
「なあ、この神姫…」
「うむ」
「「L.Strikeへの土産にぴったりだな(でござるな)」」
拙者たちは脳内で『L.S殿コレ買うよね? 答えは聞いてない!』という問答のあと、購入に踏み切った。

ディーラー名:青銅CERCUS 武装神姫リムノレイア改造パーツゲット

そんなすったもんだがあって、いろんなところで談義、購入をしていくとBブロックが終わった時点ですでに3時を回っていた。

時間が全然足りない。CDEブロックはさらに個人ディーラーの割合が高いゆえ、時間がかかることが懸念された。こうなってはもう全部回るのは無理となる。拙者たちは事前チェックで見ようと思ってたところを先に回ることにした。
まずお嬢が見たいと言っていたブースへと向かう。途中、拙者はえらく目を引く品を見つけた。『仁工房』さんによる作品。発明者の芹沢博士をして「悪魔の発明」と言わしめた水中酸素破壊剤、オキシジェンデストロイヤーのカプセルである。
実物大のプロップであるそれはいい感じに錆を浮かせていた。ちゃんと中央の球体も開閉可能だという。
「持ってみますか?」
気さくに話しかけられた拙者はおずおずと手を伸ばし、それを持つ。ずしりと重い。

まさかこの身でゴジラを倒した最終兵器を持つ日がこようとは!!

そしてハタと気付くと、参謀長と拙者しかそこにはおらず、お嬢は一足先に目的のブースへと行ってしまっていた。…コレの良さがわからぬとは。
「仕方ない。お嬢はこっちで回収して連れてくるから、そっちは見たいところへ先に行っててくれ」
拙者はブース番号を告げてから参謀長と別れ、目的のディーラーのところへと向かう。が、そこはすでに撤収後であった。
時刻は4時を回っていた。これは本気で他のところは見て回れそうにないでござるな;
改めて拙者は他に見たかったところはないかと外部記憶装置であるiPhoneを開く。
事前のメモを読むことで、忘れていたところがあることに気がついた。

参謀長たちと合流すると拙者たちはすぐにそのブースへと向かった。
「…あった」
机の上に置かれた箱を前に、言葉がつい、口に出た。
「「ほほう、それはよかった」」
声はディーラーブースの中から聞こえた。
そこには腕組みをするペンタゴンとブラックホールがいた。
「うむ、少年、君は実に運がいい」
そうのたまうブラックホール。いや、拙者少年というには無理が…。
「これは最後の一個。これを買い逃せば二度と手に入らない品だ」
拙者の意見はスルーしてペンタゴンがうなづく。
「さあ」
ずいっと迫るブラックホール。
「さあ」
ずずいっと迫るペンタゴン。
「「さあ!」」
ずずずずいっ!と迫る二人。まさに四次元殺法!!
気がついたら拙者はザボーガーを買っていた。。。何を言っているかわかr(以下略

ディーラー名:バジルの造形魂+Y氏 完全変形 電人ザボーガー ゲット

こうして2010年冬の陣が終わった。だがこれですべてが終わったわけではない。
まだ夏の、そして来年の冬が控えているのだ。
多々買え! そして作れ!

おわり
(これからの拙者の活躍にご期待下さい)

拙者とWF2010 その02

第三章・民族大移動

7時過ぎ、朝食に持ってきたおにぎり二個を食し、DAKARAを一口だけ含む。水分補給は少なめにしないといけない。さもないと。
「う~~~~トイレトイレ」
…ああやって駆けて行くことになる。
そうこうしているうちに8時になった。今回はなんのアナウンスもなくいきなり列が移動を開始する。普段はスタッフによる誘導があるのだが…。
事前に「8時ごろに移動するかも」というアナウンスこそあったものの、結構な不意討だ。
おかげでトイレから帰れず主の居ないあき椅子やカバンを、いくつか追い越していくことになった。

無残やな 兵どもが 夢の跡

第四章・開場、そして伝説へ

列移動から2時間。ようやくの開場となった。今回参謀長はABブロックへ。拙者とお嬢はCDEブロック側へと向かうことになった。途中の分岐で別れ、拙者が会場入りする前に携帯が鳴る。参謀長からだ。頼んでおいた品が購入できなかったのだろうか?
「赤だけのこってるが、どうする? ラス1だ」
なん…だと?
「白はないのか?、青も?」
「白は並んだ時点で。青も前3人くらいで完売だ」
なんてこったい。ここまでとは。
「…赤確保で」
拙者は断腸の思いでそう言った。
「了解。赤確保」
一条機はともかく、なんでマックスも売り切れなんだ。(爆

ディーラー名:Experten 1/100VF-4G可変ライトニングⅢ・ミリア機ゲット

いきなりのリザルトに拙者はやや消沈しつつ、会場入りした。とにかく前回買いそびれたアレを買わねば…。
会場はまだ人が散漫だった。あれだけの列を消化したというのに…多分皆ABブロックにある企業ブースが目当てなのでござろう。
とはいえ、分かる人には分かるこの世界。先ほどの例もある。早急にほしいものは確保せねば。
いろいろと見て回りたい気持ちに後ろ髪をひかれつつ、拙者は目的の場所へと到着。…あった!
「すいません、こちらを一点頂きたい」
「はい、ありがとうございます」
清算をすませてようやく一安心すると、机の上の箱が一つ、ビニール袋に入れられて手渡された。
「どうもありがとうございました」
「や、こちらこそ。前回買えなかったのでうれしいでござるよ」
ふと見やると、残りの在庫は1個となっている。今回はアイテム数に対して版権規制が厳しく数を持ちこめなかったとのこと。拙者は手に入ったが…ううむ。

ディーラー名:激ゾリ同好会 テッカマンブレードゲット

じつはこのアイテム、以前のC3キャラクターホビーショーでも販売された品である。
(今回WFでは新規となっているのはこのため)
そのさい、拙者は別のところを回ってから伺ったのだが残念なことに購入し損ねた。fgでも前評判が高かったのでしかたあるまいと思ったのだが、拙者はもしやと思い、某オークションサイトを見てみた。転売されていたのだ、法外な値段がついて。
元来ガレージキットの即売会は個人が趣味で作ったものを同好の志に配布するという行為から成り立っているはずだ。それがかような転売屋の餌食になるというのは非常に痛ましく感じてしまう。別段購入した人間が何らかの理由で手放さなければならなくなったというのなら、それはそれで仕方ないと思わなくもない。だが購入当日にオークションにアップされるなどというのは言語道断でござろう。以前から思わなくもないが非常に不愉快だ。
今回もそんな奴があまり出なければいいのでござるが…。

そんなことをつと考えながら、拙者は次のブースへとむかった。
以前からサイトで存在を知っていたのだが、今回ようやく再販されるとのことで見に行くと…二人の男性が長机の上で段ボール箱を作っていた。それはもう、一心不乱に。精密機器のように。
無論ポップも作例も展示されていない。机の上には段ボールとそれを折る手しか存在しなかった。

え、えーと。声をかけられる状態じゃないでござるな。
拙者は無言の圧力に耐えかねて、別ブースを回ることにした。

目を惹いたところで革製品を扱っている個人ディーラーがいた。
机の上には革製のガントレットが置かれている。
ポップのうたい文句は「街中での経験値稼ぎにぴったり!」とある。
うむ、確かにこれは…。
食い入るように見ていた拙者にディーラーさんが声を掛けてくれた。
聞くとサイズに合わせて作成などもしてくれているとのこと。
バイク用にいいかもしれない。残念ながらHPのようなものはないとのことだが、
名刺を頂いた。今度ぜひ連絡を取ってみよう。

さて、そろそろ…と戻ってみると。ギャラリーが増えていた。みな何が楽しいのか黙々と段ボールを折る手元を覗いている。
そんな様子にようやくディーラーも気がついたのか、顔を上げたところ拙者と目があった。
「やりづらいでござるよな、こんなに見られていると」
「あー、いや、すいません。なんだか遅くて…」
慌ててそう言うとようやく客が待っていることに気づいたらしく、拙者たちを見渡してこう尋ねた。
「えーと(新作の)グラバールがほしい方…」
無回答。
「…で、では(再販の)ブルーナイトがほしい方…」
「はい」「ハイ」「ハーイ」
拙者を含め三名の手が上がる。どんだけ青騎士好きか、オマエラw
あえて言いますがグラバールはいいATでござるよ。あの曲線をあそこまで際限されたA.S.S.の造形力には頭が下がります。個人的にはもうちょっと腕が太くて手首が大きくてもいいと思うけど。

ディーラー名:A.S.S. 1/24BlueKnightゲット

結局こうしてほしかった物を手に入れた拙者はようやく一段落ついたのだった。
…財布の悲鳴が聞こえる…。

つづく

拙者とWF2010 その01

えーとしばらく更新できなかったのでござるが先日伊豆まで法事に行ってまいりました。
他にもいろいろあってネタにできなくもないのだが

これをネタにすると多方面に迷惑がかからない気がしないもでない

のでやめておきます。

いや、「丸の内のビルから眺める朝焼けin現場」とか「驚異の墓掘り職人」とか
「ラックマウントレール最強王者決定戦」とか「湯けむりの向こうにローマを見た!」とか「大回転!ラック7連」とか「重機持ってこい、重機」とか…。

まあ、なので当たり障りのないネタで披露して以降と思います。ハイ。

ワンダーフェスティバル2010
えー、今回も行ってきました。ご存知、造形物の祭典。ガレージキットの即売会です。
ガレージキットとは企業が一般流通向けに販売するものではなく、個人が作成したもののことです。当然版権がカラムので一般流通に流したりとかはできないのですが、その問題を解決し、一般販売をしようというのがこのイベントです。
ようするに個人がガレージで作れるキットでガレージキットでござるよ。
これがあるから一年を乗り切れるとか、前回買いそびれたアレを買おう!とかいろいろあったですよ。

第一章・夜明け前

その日、拙者はまだ暗い空を見上げつつ、集合地点へと徒歩で進んでいた。
普段とは違う装い、フード付きのMA1、下はGパンの上に防寒パンツ。靴はトレッキングシューズでつま先には使い捨てカイロを当ててある。
口元はスカーフで覆い、冷たい外気をそのまま吸わないようにしている。完全防寒仕様だ。
手袋をした指先の動きを確かめつつ、拙者は内心完璧だとほくそ笑んだ。
これだけは普段と変わらないマグフォースのナップザックを担ぎ、交差点へと到着するとすぐに銀色の車が止まった。
「おはよう二人とも」
拙者が声をかけると助手席が開き、運転席側に座った参謀長(あだ名)が手招きした。
「おはよう斬奸。乗ってくれ」
「おはようございます、斬奸さん」
拙者が乗り込むとお嬢(コードネーム)が後部座席から声をかけてきた。
「うむ。二人ともご無沙汰でござるな」
「新年会以来ですね」
「ああ…」
お嬢の受け答えに参謀長は軽く相槌を打ち車をスタートさせる。
一路東へ、千葉へ、幕張へ。315号をひた走る。朝焼けが夜の帳を追いやっていた。
「参謀長」
「ん?」
「エアコン効かせすぎ」
「む…」
参謀長は寒がりだった。

第二章・早朝

現地に到着したのは6時12分ごろ。理想的な時間だといえる。駐車場を後にして拙者たちは会場方面に向かう。
途中で搬入案内をするスタッフを捕まえ、一般客の集合場所を確認する。
この一般客の集合場所というのが曲者で、その時間帯によって変わるのである。
なんせ収容しきれなければ別の場所に列を作るしかないのだ。こればっかりは毎回違い、通年の経験なぞ生きやしないのである。
今回は会場敷地内に入れられた。この時点でカタログを確認させられる。(※ワンフェスではカタログが入場チケットの代わりになっている為)
すでに多くの人が並んでいた。拙者たちの列は会場の裏手に位置した。
時刻は6時半。ここから10時まで。寒冷地獄が始まる。
8時には列が動く。これは列を一端詰めさせる為だ。
拙者は自分の後ろにある程度の列ができたことを確認すると、すぐそこにある自販機へと向かい、缶コーヒーを購入する。
熱いそれが逆に冷えた体を実感させられる。喉を通り越し、胃の中まで到達した熱が体を目覚めさせるように。
拙者は列に戻ると愛用の折りたたみ椅子をナップザックから取り出し、腰を下ろす。参謀長とお嬢はブラケットを出して地面の上に直接座る。お嬢が拙者を見上げて尋ねる。
「椅子ってあった方がいいんですか?」
「む、個人差があるから何とも言えぬが…拙者はあった方がいいと考えている。今回は座る時間が短い故、背もたれのない奴にしたが本来なら背もたれのついた奴のほうがいい。体への負担がまるで違うからな」
拙者はそう言って椅子を見せる。折りたたむと3本のポールを中ほどで束ねたような形になる。この束ねた部分がリングになっており、座面のシートの開きでリングが支点となり脚になる部分が開く単純な作りだ。アルミ製で軽い。
「温度保持の面でいうと座ってしまった方が風に当たらない分、暖かいといえる。足元を風が抜けるのでな」
拙者の場合は下ばきが二重になっているのでさほどではないが座面はすこし冷たい。
次回は何か対策を講じよう。

つづく